林栄一氏の昭和42製作のビンテージギターの出品です。林氏については、個人の製作家でなく、長野県の日進工業(日本アカデミア楽器製造)の手工タイプのギターブランドとして製作発売されたようです。 日本アカデミア楽器製造は、名工・野上三郎氏の監修のもとアルト・バスなど合奏用のギターも手掛けており、クラシックギターの分野では幅広く生産活動をしていたギターメーカーです。 出品のギターは、手工タイプで、トップはスプルース、サイドとバックはゼブラウッド、ネックはナトー、指板と下駒はゼブラウッドのようで、全て合板だと思われますが、希少な材が使われています。ゼブラウッドは、その名前のとおり、しま馬のような美しい木目の樹で、ローズやハカランダと同じマメ科です。 当時でも希少性が高く、加工も難しいため、楽器よりは高級家具に使われており、最近では高級な手工ウクレレなどに使われているようです。 また、音色については、スプルースとゼブラウッドの音響効果で、クラシックギターには珍しい古典ギターや和楽器を思わせる音色もしくは、チェンバロ風の不思議な音色を出してくれます。 アンティークギターのため、あちこちに傷や打痕があり、塗装修理して使っていました。また、6弦ペグは破損のため、交換しています。また、試奏用のオーガスチン黒を張りましたので、すぐに試奏できます。 修繕ビンテージギターにご理解のある愛好家の皆さまには、林栄一白樺ギターをどうぞ宜しくお願いします。 全長：100センチ 弦長：65センチ 弦高：約3.9ミリ 12フレット1弦 　　　約4.1ミリ 6弦 ナット幅：約5.0センチ ボディ厚：約9.3センチ 発送は、ギターにプチプチを巻いてダンボールで補強し、 更にプチプチを巻いて発送します。 安全にお届けします。